ヘゴ板とは?植物の着生素材として人気の優秀素材

ヘゴ板とは

 

着生植物の活着素材としてコルクや焼き杉板と並んでよく目にするヘゴ板。他にもヘゴ棒など別の加工品も存在しますがそもそもヘゴって何なのでしょう?今回はそんな疑問を掘り下げていきます。

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ヘゴとは?

 

ヘゴとは木性のシダ植物です。大型で数メートルにもなることがあり、茎も太くなります。茎は気根が絡み合って太くなりますがその茎を加工したものが俗にいうヘゴ板となります。

 

photo by HitoHana

 

ヘゴは非常に沢山の種類がありますが、園芸用の種類もあり、観葉植物としても育てることができます。野生的で力強い立ち姿が人気です。

 

ヘゴ板|着生素材としてのメリット

 

ヘゴ板は着生植物をつけるための素材として非常に優れた素材です。自生地では他の植物に着生する植物を鉢植えではなく板付にすることはインテリアとしても管理方法としても優れているのですが、ヘゴ板はなぜ優秀な素材なんでしょうか。

 

photo by 空腹の雑記

 

ヘゴ板は通気性に優れている

 

ヘゴ板は根が複雑に絡まりあった板です。表面は粗いスポンジのようで通気性に優れています。通気性により余分な水分を含むことがないため板自体が腐敗する心配もなく、植物が根腐れることもありません。非常に大きなメリットと言えます。

 

ヘゴ板は根が張りやすい

 

隙間があるということは成長した根が絡みやすいということです。つまり植物が自身の力で板に活着することができ、補助(ビニールテープ・麻紐・テグス等)がなくても良いくらいに根が発達します。植物にとって根が発達するということは安定した生育環境の要因となりますし、非常に重要なことです。

 

ヘゴ板はそのまま水に沈めることができる

 

潅水の際にそのまま水に沈めることができます。これは通気性があり速乾性があるため可能なことで、乾きにくい着生材の場合腐敗してしまうことがあります。ヘゴ板ぐらい水切れが良ければ風呂場などに水を張り潅水しても全く問題ありません。

 

ヘゴ板に植物を着生させてみよう

 

着生素材として抜群の汎用性を誇るヘゴ板。焼き杉板などに比べればコストはかかってしまいますが、手に入ればこの上なく素晴らしい素材です。あなたも手持ちのビカクシダや着生ランなど、ヘゴ板づけに挑戦してみてください。

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