アパレル販売は業界全体が人手不足です。退職の意向を示すと多くの方が引き留めを受けるため、なかなか辞めることができないケースが目立ちます。
私も前職のセレクトショップを退職する時期はタイミングを考えました。しかし今となってはどのタイミングで辞めても問題なかったなと強く感じています。
アパレル業界が人手不足ということは、裏を返せば即戦力になる中途採用は常に求められているということです。
結論、アパレルは人手不足の売り手市場であり、転職を考えるならば即行動にうつすべきです。キャリアアップ・年収アップのためにも退職を迷っている暇があるなら、いますぐに有益な転職情報をとりにいきましょう。転職エージェントを利用すれば、シークレット求人からの好待遇オファーや入社時から役職採用の転職も可能です。
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目次
アパレル販売員は人員不足で辞めにくい?
「人がいないから退職はもうちょっと待って欲しい。」
アパレル販売員の退職を引き止める"アホ"な引き止めの定番です。人員不足で会社をすぐに辞めにくく、ひきとめられてダラダラと退職が長引くことは多いですね。
経験が長くなると辞めにくくなる
勤続年数が長くなり経験を積んでくると、それなりに必要とされますので辞めにくくなります。アパレル販売員はセール・館のフェア・棚卸し・立ち上げなどシーズンを通して隔月ごとに忙しい波が訪れます。
1年間在籍しているとひととおりのことは全て経験しますので、未経験者に比べ仕事も早くなります。せっかく育った人材に退職されるのは相当なダメージであることは間違いありません。
今の仲間が大事!退職後に関係が悪くならないか心配
人間関係が悪ければ別ですが、人手不足で忙しい中残されたスタッフに申し訳ないという気持ちになり、退職に踏ん切りがつかないこともあります。私も経験したから言えることですが、本当に信頼しあえる関係ならば退職しても恨まれることはないはずですし、良い関係は続きます。
何のために辞めるのかという軸がしっかりしていれば、天秤にかけるまでもない問題です。
【重要】自分がいないと店が回らないと勘違いを起こす
私がいなくなったらお店がどうなるか心配・・・
そういういらぬ心配をして辞めれないというのは一番危険な状態です。大抵の場合、人が1人辞めたからといってたいしたインパクトはありません。むしろあなたが退職したことが原因でお店が回らなくなるということは、あなたが在籍時に強いチーム作りをできていなかったということが一番の問題です。
あなたが本当に必要な人材なら、あなたが退職してもカバーしあえるだけのチームを作るメンバーが育っているはず。言葉を選ばずに言うと、1人退職して店がどうにかなるレベルの会社ならたかが知れています。
アパレル業界は離職率が高い!データで見るアパレル人手不足問題
辞められると困るほど人手不足といっても、どれぐらい足りていないのか離職率などの具体的な数字で解説します。
アパレル業界の離職率
アパレル業界は小売業に分類されます。その小売業の離職率は厚生労働省による雇用動向調査結果によると以下のような離職率のデータが出ています。
【卸売業、小売業】
- 入職率:13.1%
- 離職率:12.9%
引用元:厚生労働省 産業別の入職と離職
小売業界全体で見るとこのようなデータになっていますが、アパレル業界だけの離職率をピックすると40%を超えるとされています。
定着率が悪く人が育たない
離職率が高いということは、人が育たず常に人員不足ということになります。
特にアパレルで販売をされている方は肌で感じていることと思いますが、販売員が不足することで店頭人員不足に直結し、人手不足に悩まされている企業は多いです。
そのうえ、離職率が低く年収が高い外資系企業・ハイブランドやラグジュアリーブランド・有名セレクトショップなどアパレルの大手企業は、シークレット求人で高待遇オファーの中途採用に力を入れているため良い人材は取られてしまう傾向にあります。
結果的に長続きしないスタッフが入れ替わり入社して来るものの、育たないうちに別の企業に取られてしまうという悪循環が起こってしまいます。
アパレルは人手不足で買い手市場
販売経験のある中途採用全般に力を入れている
人手不足・離職率の高さから、大きな企業は販売経験のある即戦力の採用に力を入れているところが多いです。現在は転職=悪いイメージの時代はすでに終わり、転職=キャリアアップというポジティブなブームがきています。
アパレル関係の求職者も転職することで年収アップやポジションアップが狙えるので、中途採用は今後も需要を増していくことは明白です。
転職エージェントで高い採用費を払い優秀な人材を確保している
中途採用に力を入れる企業の多くがアパレル専門の転職エージェントを利用し高待遇で採用を行っています。
紙媒体やバイトアプリなどは採用費も安く一時的な人員確保は狙えます。それでも入社してからのミスマッチや一定数の離職を考えると、転職エージェントは採用にかかる費用(CPO)は高くなりますが、入社してからの活躍と定着率がいい採用方法です。
それだけ人材確保に投資する企業が多いほどアパレル業界は売り手市場ですので、年収アップやキャリアアップを狙い転職を考えている方はクイックに動くことが重要です。
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同時にアパレルから別の仕事への転職も需要が高いので、無料で利用できる転職エージェントを使って常にフレッシュな情報をとる環境づくりが必要です。
アパレル業界は慢性的な人手不足で中途採用の需要が高い!
このようなアパレル業界の人手不足という背景から、常に慢性的な人手不足に悩まされています。
アパレル販売を通した接客経験は重宝されます。アパレル以外の別の仕事でも求められているように、コミュニケーションスキルや販売能力は一日二日で身につくものではありません。
即戦力となるアパレル経験者は待遇が良くなり、年収交渉もできるので転職でのキャリアアップは十分に可能です。転職でポジションアップも可能な業界なので、転職=年収ダウンと言う考えは捨て、積極的に年収の高い企業を受けることをおすすめします。
アパレル業界で条件のいい求人が出る時期・転職タイミング
ずばり一年中です。
解説したように流動的な業種なので、どのタイミングで人が辞めてもおかしくないのがアパレル業界です。企業も常に人材を募集しているので最適な転職時期は存在しません。
強いていえば、セール直後やフェア直後に退職する方が若干多いので、そのタイミングが人材募集が増えるタイミングではあります。転職はめぐり合いなので、そのタイミングを逃さないためにも常にエージェントからの情報を受け取っておくことが何よりも大事になってきます。
アパレル業界の求人は本当に年間いつでも充実しているので転職を考えている方はすぐに動けるように準備しておきましょう。
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アパレル販売員の最適な転職時期は思い立ったその瞬間
アパレルを続けていると将来が不安で辞めたいと思う瞬間が少なからずあるはずです。その不安は現状を変えなければ今後もつきまといます。人手不足で辞めれないと思うかもしれませんが、だからこそチャンスの可能性も秘めています。思い立ったときに行動に起こすか起こさないかであなたの人生は決まります。思い立った瞬間が最適な時期ですので
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