今回は久々のDIYチャレンジ。
杉の一枚板を手に入れてから、何に使うかずっと迷っていたんですよね。迷った末に、引っ越し先のダイニングの壁面スペースに置くものがなかったため、カウンターテーブルを作ることにしました。
私はこうやってブログの運営もしていますし、PCが利用できる作業スペースを求めていたため、使い勝手が良さそうという事で挑戦することに。
1番頭を抱えたのが、脚をどういった作りにするか。
迷った末に塩ビパイプ(塩ビ菅)を使用することにしたのですが
- 簡単に安く手に入る
- 加工しやすそう
- 使った事がない
という理由で選んだのですが、心配だったのはどれくらいの強度があるのか?という点。使う杉材は長さ180㎝・厚さ6㎝ほどあるため、重さもなかなか。
結論から言うと塩ビパイプの強度はなかなかのもので、全く問題ありませんでした。
今回は主に塩ビパイプの加工を中心に写真と一緒に紹介していきます。決して上手なわけではありませんが、是非ご参考に。
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目次
天板の杉材を加工する
オイルステイン+ワックスで塗装
まずはメインとなる天板の準備ですが今回は手に入れた杉材を。
親戚が農業をやっていたり、実家が田舎にあるため簡単に手に入っちゃうんですよ。この辺は都会に住んでいる方よりもちょっとだけ特かもしれませんね。
早速工程を端折りますが、サンダーで表面を削り滑らかにしています。このサイズになると手作業じゃキツイです。
これをオイルステインとワックスで仕上げていきました。
この記事では塩ビ管を詳しくいきたいのでこのあたりは割愛しますが、塗装関連は過去記事をぜひ参考に。塗装って本当に仕上がりに影響します。今回は色が濃すぎたかな?っていうのが本音です。
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ちなみに、ワックスの塗り込みはスチールウールを推奨します。ゴリゴリ塗り込むと表面の風合いが凄く出るんですよね。100円ショップで10個くらいまとまったものが買えるので、かなり重宝してます。
ちなみに手について落ちにくい塗料は、スチールウールに石鹸つけてゴシゴシ洗ってます。
塗装後にニスで仕上げ
今回はカウンターテーブルという事で、ニスで表面を保護することに。
つや消しの物をチョイスしましたが、どこがつや消しだよと突っ込みたくなるテカリよう。乾いてしまえば艶っぽさは落ち着きますし、仕上げに番手が細かいサンドペーパーで撫でるとかなり落ち着くのでまあ良しとします。
にしても、ニス塗りって難しいですね。
刷毛に取るときのニスの量でかなり差が出てきます。均一に仕上げるにはそれなりに経験を積むしかなさそう。
テーブルの脚用の塩ビパイプ(塩ビ管)を準備
写真を撮り忘れている部分が多いので下の写真は拾い物。塩ビ管とはこんなものです。
多分誰しもみたことあるやつですし、「これね!」と思ってくれたことでしょう。
この塩ビ管は規格が決まっており、厚みや径が様々あります。どんなホームセンターに行っても売ってあると思うのですぐ手に入りますし、価格も2mでサイズにもよりますが500円前後。
めちゃくちゃ安いです。
塩ビパイプをカットして長さを揃える
天板は実家で作業し、自宅に持ち帰ったので塩ビ加工は室内で行いましたが部屋でやるもんじゃないですね。
めっちゃクズ出ます。
ベランダが広い人はなるべく外でやりましょう。ノコギリでも切れますが、あとでこんなものがあるのが発覚しました。
これステンレスとかもなんでもイケるようなので今後のDIY用アイテムとして揃える必要ありそうですね。これから塩ビパイプを使ってDIYする予定のかたは強くおすすめします。
簡単に綺麗に切断できるそうです。
塩ビパイプの塗装方法
カットが終わったら塩ビパイプを塗装していきます。
ここも画像が少なくて申し訳ないです。下の写真は塩ビパイプ同士を繋げる同素材のパーツです。
これは黒く塗ったあと。写真のT字型やL字型もあるので、塩ビを使ったDIYはブロックのように組み合わせてつなげていく作業になります。
また、表面は塗装が乗りにくいです。塗料によってはすぐに剥げます。使える塗料かどうか確認する必要があるので、ダメな場合は下地を作ります。
このミッチャクロンという下地を作るスプレーを表面にかけることで塗料が乗るようになるので、用途に応じて使ってあげてください。
これは持ってたらかなり便利。
塗装しにくい素材に色を塗りたいときにこれで下地を作ればいろんなものを好きなように加工できますね。
私はこのミッチャクロンで下地を作り、黒のスプレーでアイアンっぽく(鉄骨みたいに)無機質な仕上がりを目指しましたが、塗装の仕方によって錆びたアンティーク調に仕上げることもできます。
いつか紹介できればと思いますが。
加工した塩ビパイプを組み立てる
塗装が終わって乾燥したら組み立てます。繋げていくだけなの簡単にできますし、間に接着剤を入れながらやると強度が増します。
組んでみるとこんな感じ。なかなか形になってきました。あとは天板を固定していきます。
天板と塩ビパイプの脚を固定する
固定は、塩ビ管の径に合わせてサドルバンドという金具を使います。裏からガンガンネジを打っていきました。
これで簡単に固定できます。下穴を開けておくと非常に早いので、インパクト持ってると便利ですね。全て固定し終われば作業終了です。
完成・塩ビ管でカウンターテーブル
完成したものがこちら。
なかなか雰囲気のある仕上がりになりました。簡単に作れるのですが、もっと強度を増したい場合は脚の組み方を変えたほうがいいでしょう。
間に一本あるだけで変わってきます。使う天板や目的のものに合わせて塩ビ管を細いものにするか太いものにするかいくらでも調整できますのでぜひお試しください。
追記:ディアウォールと合わせてより使いやすく
現在はこのようにディアウォールと合わせてより使いやすくしています。
棚を作った事でデスクとしての機能を果たしてくれていますね。
塩ビパイプの強度は?
実際に数ヶ月使っていますが、強度に不安面は感じていません。
日常使いで様々な物を置いたりしますが、全く問題ありませんしガタが来る様子もないですね。
天板との固定さえしっかりと行っていれば問題ないと思います。
今回の費用
今回は写真の用意が少なくてすみませんでした。次回はもっと細かく写真と手順を紹介できるようにしていきますね。
今回かかった費用(およそ)はこちら
天板・・・貰い物
塩ビ管・・・径30×2m3本 2000円ほど
塩ビ管継手・・・トータル1000円
オイルステイン・・・1600円
ラッカースプレー黒・・・500円
ミッチャクロン・・・1200円
サドルバンド・ネジ諸々・・・500円
TTL ¥6.800-
杉材は貰い物なので無料です。天板はこんな暑い板じゃなくても好きなもので代用できますし、塗料は一度買えばなくなるまでは次のものへ使い回せます。
今回見て欲しい塩ビパイプの部分ですが、あれだけ使ってTTL¥3.000-程度。DIYの素材としてはめちゃくちゃ安くて万能です。
ぜひこの万能アイテムでいろんなDIYに挑戦して見てください。