冬の最強アウター・ダウンジャケット。
毎年トレンドはあるものの、そのほかのウェアに比べ価格も高いからこそ何年も付き合える妥協しない相棒を選びたいのがホンネ。
今回は、今買うべき時代に左右されない定番ブランドから人気急上昇中のブランドまで、代表モデルを中心に一挙紹介。アパレル業界に長年在籍する私が、業界内で特に評判のダウンをセレクトしていきます。
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ダウンを選ぶ前の予備知識
本題に入る前にダウンの話を少し。
ダウンの基礎知識と選び方・買い方
ダウンの基礎的な知識などについてはこちらの記事で触れています。
ダウン選びに迷われている方の役にたつかと思いますので、まだ迷われている方はぜひ。
アウター選び|ダウン選びに"絶対"役立つ予備知識と選び方・買い方
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2021-22人気筆頭ダウンブランドは?ノースフェイス・カナダグース・タトラス・ピレネックス
上の記事でも触れていますが、2019-20シーズンのダウンの初速はブッチギリでカナダグースが圧勝の様子。人気復権の兆しですが、タトラスもめちゃくちゃ問い合わせ多くすでに売れまくってます。
また、ノースフェイス・ピレネックスあたりが昨シーズンからグングン人気を伸ばし、ノースフェイスに至っては抽選でしか購入できないレベルになっていますね。恐ろしい。検討されている方はお早めに!
アパレル業界人がカナダグースやタトラスをあまり着ていない理由って?
アパレル業に努める方でカナダグースやタトラスを私服として着用している方は実は少ないです。人と被りたくないから・・・というのもあるかもしれませんし、一般に浸透したものを着ることに抵抗を感じる人も多いでしょう。
しかし、だからと言ってカナダグースやタトラスがダサい!というわけではありません。
とてもいいブランドですし、何より常にそれらに触れているのですからそんなことは誰よりも知っています。ではなぜ着用率が低いのか?
それは、それらのブランドを基準とした際に
- カナダグースより安くて変わらないクオリティのブランドを知っている
- タトラスと同金額で更にハイクオリティなブランドを知っている
- 両ブランドにはない特徴を持ったブランドを知っている
ファッションに精通しているがゆえに、他の方たちよりも「"知っている"からこそ選択肢の幅が広い」ということ。だからこそ人と被りにくいブランドのチョイスや、こだわりのブランド選びができるんですね。
今回はそんなアパレル業界の面々もイチオシの旬なブランドが登場します。早速本題に入りましょう!
2021-22おすすめダウン|今おさえるべき10ブランド
人気ブランドから老舗ブランドまで幅広く網羅。オススメの10ブランドを一挙公開です。
PYRENEX(ピレネックス)
元々は羽毛のメーカーとして生まれたフランスが誇る老舗ブランド。
羽毛の管理から生産まで全て一貫して自社で管理しているという非常にこだわりが強いブランドで、強力なバックボーンを持っています。
ハイブランドのOEMなども請け負うピレネックスのダウンは、最高級のクオリティを誇ります。日本でもセレクトショップとの別注を行うなど、街中を賑わせる存在となっています。
THE NORTH FACE(ノースフェイス)
言わずと知れたアウトドアブランドであり、ストリートシーンでも絶大な人気を誇るノースフェイス。
意欲的に様々なブランドとのコラボも発表しており、過去に度々行っていたシュプリームとの企画は毎回即完売。
このノースフェイスのハイエンドライン、サミットシリーズの定番モデル・ビレイヤーパーカは他のブランドと遜色ないクオリティで、かつ価格帯も若干手頃です。私自身、冬場のヘビロテダウンで非常に気に入っています。ちなみにビレイヤーの"ビレイ"とはクライミング時に安全を確保するという意味。
しかし、近年爆発的に人気があるのはヌプシとかバルトロ。お気に入りを探してください!
CANADA GOOSE(カナダグース)
冬になると街で頻繁にお目にかかるカナダグース。
何と言っても元はカナダの極寒地で使用するために生まれたヘビーアウターで相当にタフな仕様。元々のカナダグースは非常にボリュームのある形ですが、現在街で着用されているモデルはタウンユースに最適なダウン量に調節されており、シルエットもスッキリとさせています。
存在感のあるシルエットと機能性は、ストリートを席巻中。人気が下火になってきたかに思われた2018年現在、非常に問い合わせも多く夏場からガンガン売れています。復権の兆し!
人気の中心はやはり定番モデルの"ジャスパー"と"シャトーパーカ"。
TATRAS(タトラス)
カナダグースと並びここ数年ダウンの人気ブランドの中心を担うタトラス。
アウトドア・ミリタリーなどのカジュアル要素が前面にでたカナダグースと違い、その都会的な印象と独自のシルエットは完成されたデザインです。
ダウン専業ブランドとして数多くのモデルをリリースしていますが、表生地にウールを用いたりジャケットを着ることを想定したシルエットだったり、オンオフ幅広く対応できる優秀なダウンです。
DESCENTE ALLTERRAIN(デサント オルテライン)
日本の技術の結晶とも言える、オルテラインの水沢ダウン。
熱圧着加工とシームテープでステッチなどの弱い部分からの浸水やダウンの吹き出しを抑えたハイスペックダウンです。デサントというとスポーツウェアの印象が強いですが、オルテラインやポーズなどファッションに特化したラインも非常に人気があります。
高い技術力による機能性は他の追随を許しません。
WOOLRICH(ウールリッチ)
老舗ブランド・ウールリッチが誇る定番モデルのアークティックパーカは超有名。
サッカーの名門チームACミランがベンチウォーマーとして採用していることでも知られています。極寒のアラスカに耐えうる耐久性はアウターの最高峰といって過言ではないでしょう。
フードに採用されているコヨーテファーは氷点下でも凍ることがなく、びっしりと毛が詰まった上質なファーです。
Rab(ラブ)
非常に軽量で山での仕様を目的とし作られたRabのダウンジャケットもオススメ。
スッキリとした無駄のないデザインとステッチスルー構造が寒気をシャットダウン。注目していただきたいのは使用されているダウンが実に800フィルパワーを誇るという事実。
カナダグースのダウンでおよそ650フィルパワー。単純にダウンの良し悪しでいえば完全にラブに軍配があがるほどのクオリティで、街中で人と被りたくない方にはぜひオススメしたい優秀なダウンです。
NANGA(ナンガ)
ナンガは日本が誇る滋賀のダウンメーカーで、国内生産にこだわった老舗ブランド。
国内ブランドということもあり盛んに別注企画を行うことでも有名なんですが、それ以上に注目すべきはそのコスパの良さ!
ここまでの本格的なダウンが3万円台から手に入れることができます。オーバースペックすぎるハイブランドは必要ない、気軽にガシガシ着たおしたいという方にオススメのダウンです。
HERNO(ヘルノ)
イタリアはミラノ生まれの老舗ブランド。
コートやダウンなどのアウターに定評がある同ブランドは、洗練されたデザインと確かな品質で上品なスタイルを演出します。
スーツやジャケットスタイルにも羽織れる上品なシルエットで、価格帯は決して安くはありませんがそれだけの価値があるダウンジャケット。
DUVETICA(デュベティカ)
ヘルノと同じくイタリア生まれの人気ブランド・デュベティカ。
特にレディースで人気のブランドではありますが、男性からの人気も高いダウンブランドです。グレイグースダウンを使用したこだわりの詰まった高級ダウンは、デザインも超一流。
それもそのはず、デュベティカの創業者はモンクレールの前社長。歴史は比較的浅いですが、ダウンブランドの頂点の一角に君臨するブランドです。
最後に|ブランドダウンは争奪戦・早めに決断しておこう
当サイトでは何度も声を大にして発信していますが、これらのダウンはトップシーズンには欠品が相次ぎます。
ダウンの着用シーズンをフルに堪能するには早めの決断が最重要ポイント。自身にあった最適なアウターを見つけて、年々厳しくなる日本の冬を超えましょう!
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