今日は小ネタを1つ。
植物の水やり・・・みなさん"どんな水"を使っていますか?
水道水を与える人が多いとは思いますが、雨ざらしの方もいらっしゃるでしょうし、一口に水やりといっても色んな方法がありますね。
今回は、以前から疑問に思っていた
植物に適した水
成分による差はあるのか?
この辺りをご教授いただいたので、共有したいと思います。
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目次
雨水と水道水はどちらがいいの?
結論:雨水の方がよく育つ
結論から言うと、雨水の方が良いです。
雨水と水道水では当然ながら含まれる成分が違いますよね?雨水に含まれる成分が植物にとっては栄養になります。
植物の成長に重要な役割を与える3つの大きな成分。
窒素(N) | ・葉や茎の生育を促す。 |
リン酸(P) | ・花や果実、根の生育を促す。 |
カリウム(K) | ・根や茎を丈夫に、害虫などの免疫力も。 |
肥料にもこの【N・P・K】は比率として明記されていますが、雨水にはこれらが含まれており、それが養分となって植物の栄養になってるんですね!
植物には「雷雨」が良い!?
昔から、「雷が多いと豊作」という伝承があります。それで雷のことを
【稲妻(イナヅマ)】=稲の妻
と書くようになったそうなんです。
ですがこれはただの言い伝えではなく、科学的な根拠があります。
雷雨には通常の雨水と比較して、窒素が約1.5倍含まれているそうなんですよ。
窒素は大事な養分で葉や茎の葉緑素となるので、みずみずしく美しい姿に育ててくれます。葉や茎が活き活きと育つことで植物の成長に良い影響を与えるんですね!
効率よく雨水や養分を得るには?
雨水が良いことは証明されたわけですが、植物に効率よく与える方法はあるのでしょうか。
固執する必要はないと思いますが、ちょっと調べて見ました。
雨ざらしで育てる
なんだかんだ、雨ざらしがラクで効率的。
外で管理する場合は軒下でない限り勝手に自然なサイクルで雨水を得ることができます。
ただしこれには1つ問題があって
水やり頻度が少ない植物には向かない
用土の質によっては根腐れにつながる
地植えの方がベター
と言う点には気をつけたいところ。
人気の多肉植物やコーデックスなど体に水を貯める植物は、場合によっては必要以上に水を含んで腐ってしまうことがあります。
用土の水はけなどは十分に考慮しないと、日本の環境に合わないケースもありますので気をつけましょう。
地植えだと地下に水分が流れ込んでいくので幾分、心配は減るかもしれません。
雨水タンクを使う
大量に管理されている方には、長い目で見ても経済的なのが雨水をタンクに貯めて利用する方法。
生産者の方や、趣味で多くの株を持っている方は結構使うそうですよ。
特にビニールハウスなどで管理されていると、雨水の貯水はかなり効率が良いそうです。
雨樋(あまどい)から集めるタイプは効率よく貯水可能で人気なんだとか。災害時や、日常生活にも流用できるので水道代がかなり浮くそうです。
今回調べなかったらわからなかったんですが、エコですね!すげ〜!
肥料で補う
雨水に固執しなくても、足りない養分は肥料で補うこともできます。
マンションなどの集合住宅のベランダとかで管理していると、タンクを使わないと難しいですからね・・・
緩効性肥料や液体肥料など様々な肥料が存在するので、足りない部分は補ってあげましょう。
なくても育ちますが、ある方が根張りもよく葉も美しく育ちます。
私は植え替えのタイミングでマグアンプをよく使ってますね。
緩効性肥料で根に触れてもダメージを与えず安心。
肥料についてはこちらの記事でも紹介していますのでご参考に↓↓↓
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まとめ:雨水は自然の肥料
雨水には肥料で人為的に与える要素が含まれていることがわかりました。
やはり水質の違いでも植物の生育は大きく変わってくるのですね〜!
水やりは何気ないことかもしれませんが、意識して考えると意外と奥が深かったです。
お気に入りの植物もたまには外に出して、恵みの雨を浴びせて見てください。
葉が活き活きと蘇ってきます。