多肉植物は品種によって生育期にタイプがありますよね。
そのタイプによって、よく成長する季節・気温などが変わってきます。
多肉植物の生育型
夏型
冬型
春秋型
大きくこの3種類に分類されるのですが、生育が緩慢になる時期には「やってはいけない」ことがあります。
可愛さのあまり間違った方法で植物に接すると枯れてしまう恐れがあるのです。
今回は冬型の多肉植物にやってしまいがちな間違った管理方法について触れていこうと思います。
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目次
冬型の多肉植物とは?どんな植物がある?
冬型の多肉植物にはどんな植物が該当するのでしょうか?
成長のサイクルは?
基本的な情報をインプットしていきましょう。
冬型多肉植物の代表種・リトープス・コノフィツム
冬型の多肉植物といえば・・・
有名な植物にリトープスがあります。生きた宝石とか呼ばれることもありますが、正直なところ宝石感は感じないです(笑)
どちらかというと品種によっては気持ち悪いなと思う時も・・・脱皮してる時とかね。ですがその不思議な姿から愛好家も非常に多く人気の多肉植物です。
他には似た形の植物でコノフィツムも該当します。
こちらも多くが冬型の多肉植物で夏場は休眠期に入ります。
その他の冬型多肉植物
他にはどんな多肉植物が冬型に該当するでしょうか。
ずらっと品種を上げていきます。
冬型の多肉植物
アルブカ
ケイリドプシス
セネシオ
ブーフォン
ルスキア
モナンテス
ドリミア
フェネストラリア
ペラルゴニウム
プレイオスピロス
なんかポケモンの名前みたいですね(笑)
気温の高い乾燥地帯に多く生息するイメージの多肉植物ですが、中には高山地帯の気温が比較的低い場所に自生するものもいるので、そういった品種は日本の高温多湿の夏には弱いです。
購入時に特徴や好ましい環境はリサーチしておきたいですね。
冬型多肉植物の成長サイクル
冬型の多肉植物の生育サイクルは、品種によって差はありますが、大まかなイメージは下記の通り。
かなりざっくりとした区分ですが、イメージは掴めるかと。
気温が下がる冬場に活発になり、寒すぎる2月ごろから暖かくなり始める春先には緩慢に。
気温が上がる夏場には休眠期に入る・・・というイメージです。
もちろん品種によっては差が出ますのでご注意を!
夏の管理で注意すべき4つ注意点
では冬型の多肉植物の夏場の管理で気をつけたいポイントを見ていきましょう。
植物が体調を崩してしまわないように気をつけて観察してみてください。
夏場(休眠期)は水やり(潅水)を控える
夏場は水やり(潅水)を控えましょう。
休眠期に水を多く与えてしまうと根腐れを起こす危険性が高まってしまいます。
また、気温が高くなり鉢内の水分・温度が上昇し蒸れてしまうと溶けたように一気に枯れてしまうことも・・・
水をあげたい気持ちをグッと抑えることでトラブルを回避!
夏場(休眠期は)植え替えをしない
植え替えは根に負担をかけてしまいます。
植え替えに好ましい時期は生育が活発な時期で、それ以外におこなうと根が定着しなかったり新しい根が生えてこず枯れてしまうことも。
根は植物の命とも言える部分なので、生育が緩慢な時期にストレスを与えないように注意してくださいね。
肥料を与えすぎると肥料焼けの危険性がある
肥料を与えるタイミングも生育期が好ましいです。
栄養を与えようと多く肥料を使うと肥料焼けしてしまうことがあります。
植え替え時期に緩効性肥料を与える・生育期に希釈した液体肥料を与える・・・という方法がベスト。
適したタイミングで与えればしっかりと効果を発揮しますので、休眠期に与えるのは避けるようにしてくださいね。
肥料についてはこちらで詳しく解説しています
>>観葉植物の肥料の使い方と評判は?種類が多すぎるので厳選して紹介します。
雨がかからない風通しの良い場所で湿気を避ける
冬型の多肉植物は総じて高温や直射日光に弱いです。
風通しが悪いと蒸れてしまうので、しっかりと風を当て湿気がたまらないように管理してください。
室内であればサーキュレーターを使って風を当てるという方法もありますので、外での管理が難しい方は利用することを強くおすすめします。
サーキュレーターは電気代も安く室内の空気を循環してくれる優れた家電なので利用価値は非常に高いですよ。
まとめ|冬型多肉植物は夏場の管理に注意!枯れないように注意してください
冬型の多肉植物はいかに夏を超えるかが重要。
つい水を多く与えてしまったり、直射に晒してしまったりというミスが原因で枯らしてしまうケースがあります。
当の私自身、無知だったために水やりによる失敗を経験しています。
日本の夏は蒸し暑くて湿気も多いので注意して管理してくださいね。