観葉植物の中でも人気のある"多肉植物"。
ですがここで1つ疑問が。多肉植物ってそもそも何?定義は?
なんとなくぷっくりしてそうなイメージだけはありますが、どこからどこまでが多肉植物なのか・・・
今回はそんな素朴な疑問を調査します。
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多肉植物とは?
そもそも多肉植物ってなんでしょう。
多肉植物(たにくしょくぶつ)は、葉、茎または根の内部の柔組織(じゅうそしき)に水を貯蔵している植物の総称である。砂漠や海岸のような乾燥地帯に生育するものが多い。多肉植物のうちで、サボテン科が非常に種類の多いグループであるため、一般に園芸業界では「サボテン」とそれ以外の「多肉植物」とに分けて呼ばれることが多い。
引用元:Wikipedia
ウィキペディアによると、こういうことみたいです。
簡単にいうと
茎・葉・根などに水分を蓄える植物の総称。
ということになりますね・・・
イメージのまんまやないか!という声が飛んできそうですが、私もそう思います。
せっかくなのでもうちょっと深掘りして見ましょう!
多肉植物の特徴は?
多肉植物は体の一部に水分を蓄えることがわかりましたが、他にはどんな特徴があるのでしょうか?
どんな地域・場所に自生する?
上記引用文では「砂漠や海岸のような乾燥地帯に生育するものが多い」とのことでしたが、具体的な地域はどこでしょう。
まず最初にあげられるのが"南アフリカ"。
多肉植物の聖地的な場所で、まだまだ多くの未発見種が存在すると言われますね!乾燥地帯で降雨量は少ないのですが、霧や露が多く、空中の湿度は高いそうです。
そのため、空気中の湿度から水分を取り入れたり、少ない雨を体に蓄えるために多肉化したのでしょうね。
すごい・・・
また北米や、中南米などにも生育しています。サボテンやアガベなどはメキシコが有名ですし、どこも雨が少ない乾燥地帯です。
また、アフリカ大陸の東にある"マダガスカル"も有名な地域。
近年人気の高いコーデックスもこの地域に多く自生し、この島にしかいない固有種も非常に多く存在します。
"ソコトラ島"も有名な地域で不思議な固有種や貴重なコーデックスが自生しています。
現在は持ち出しが禁止され規制されているので、原種は手に入れることができなくなっています。
規制以前に持ち出されたものや、実生されたものを入手するしかなさそうですが、かなり高価・・・!
というわけで、多くの多肉植物の産地は
乾燥地帯に多く自生する
具体的な国や地域:南アフリカ・中南米・メキシコ・マダガスカル・ソコトラ島・・・etc
他にも自生する場所はありますが、こういった場所に生息しているということです。
水分を蓄える場所
多肉植物は水を貯める場所が様々です。
葉に水を貯めるものは、葉がぷっくりと膨らんで厚みがあるものが多く、馴染み深いですよね。
有名な品種でいうとセダムなんかがそれに当たります。
こんな感じで膨らんだ部分に水分を貯めるんです。
また、根や茎に水分を貯めることで有名な植物は・・・
塊根植物、コーデックスが該当します。
これはパキポディウム・グラキリスという品種ですが、わかりやすく肥大化しています。
有名なものだと"アデニウム"なんかもコーデックスとして人気。
水を蓄える場所によってこうも姿が変わるのが多肉植物です。面白い!
3つの生育型
多肉植物の生育型は主に3種類。
もともと自生する場所によって変わってくるようですが・・・
春秋型 | 夏型 | 冬型 |
春と秋の穏やかな時期に活発になる | 春から秋にかけて活発になる | 冬から秋にかけて活発になる |
13〜25度が生育適温 | 20〜35度が生育適温 | 5〜35度が生育適温 |
夏は半休眠期に入る | 冬は休眠期に入る | 夏は休眠期に入る |
といった具合に分類されます。
共通して言えることは休眠期には断水するか、与えても頻度を少なくする必要があります。
休眠期に水を与えると根腐れを起こす危険があるので注意!
サボテンも多肉植物です
補足ですが"サボテン"は、非常に種類が多く様々な種に分類されます。
ですので、多肉植物とは別にされていますが広い意味では多肉植物と言えます。
奥が深いですね・・・多肉植物。
まとめ:多肉植物の定義とは?
多肉植物の定義すると
体の一部に水を蓄える植物の総称でした。
その箇所によって様々な種類に分類され、特徴が変わってきます。
変わった植物も数多く存在するので、好みにあった多肉植物を育てて見てくださいね!