観葉植物の肥料の使い方と評判は?種類が多すぎるので厳選して紹介

 

観葉植物の肥料って、種類が多すぎて何を使えばいいかわかんない。
園芸店やホームセンターに足を運んでもいろんな種類がありすぎて困りますよね。
この記事ではそんな悩みを解決する為に

肥料の効能別分類について

肥料を使うタイミング・使い方

評判の良い肥料

を紹介していきます。

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植物用の肥料の種類

 

肥料は、効果が現れるまでの時間によって様々な種類に分けられます。
また成分によってもいろんな種類があるので、細分化していくとかなり膨大な量になっちゃうんです。
そうなってくるともう何が何だかわかりません・・・
専門家でなく趣味家の方は、代表的なものさえ知っておけば問題ないでしょう。
ここでは肥料を与えてから効果が現れるまでの時間によって分けられる、効能別分類の3つのタイプを紹介していきます。
成分などの細かいところはあえてはしょってますので、簡単にお伝えしますね。

 

緩効性肥料

 

緩効性肥料(かんこうせいひりょう)とは、その名の通りじっくり時間をかけて効いてくる肥料です。
すぐに効く肥料とは違い、じっくり時間をかけることで一定期間効果があるとともに、急激に肥料を与えすぎておこる "肥料焼け"を起こしにくくなります。
植物を育てる際にメインとして使われることが多い肥料で、様々な場面で使いがってがよく重宝します。

 

遅効性肥料

 

遅効性は、与えてから一定期間経ったのちに効果が現れる肥料です。
微生物による分解によって一気に成分が出てくるものもあれば、化学的に合成された肥料で水に溶け出しにくくじわっと効果が現れるものもあります。
こちらも比較的肥料焼けなどを起こしにくい為、追肥なんかで使われることが多いです。

 

即効性肥料

 

即効性肥料は主に液体肥料や水に溶けやすく即効性の高い肥料を指します。
特徴としては、一気に効果が期待できますが持続性はなく、多く与えすぎると肥料焼けなどの問題を引き起こす可能性があります。
原液タイプなどは数百〜数千倍に希釈する必要があり、濃度が高いと肥料焼けを起こすので注意が必要。
追肥などに使うことが多いので、サブ的な役割になります。

 

肥料はいつ与える?使い方は?

 

肥料はいつ与えるのが良いのでしょうか?
こまめに与えすぎると逆効果となりますので、大事なタイミングだけ押さえておきましょう。

 

植え付け・植え替え時期に・・・元肥

 

鉢に植え付けを行うときや、別の鉢に植え替えを行うときなどに与えると良いでしょう。
ただし、このタイミングで使うのは緩効性肥料。用土に混ぜて使います。
植え替えで根がしっかり定着してなかったり、傷がついていたりすると液体肥料などの即効性のあるものはダメージを与えてしまいます。
肥料焼けを防ぐ為にも緩効性肥料でじっくり効果が出るものをおすすめします。

 

植え替えない・寄せ植えなどに・・・追肥

 

寄せ植えなどで植え替えが難しい場合は、追肥という方法で後から肥料を与えます。
ここで使うのは液体の即効性肥料が多いです。
もともと薄めてあるものもありますが、原液の販売があるので植物の種類に合わせて希釈して使うのがおすすめ。
ちょっと一手間かかりますが、様々な植物に対応できることとコスパがいいという点からメリットは大きいです。

 

肥料を与える際の注意点

 

肥料を与えすぎると肥料焼けの原因になります。

 

肥料焼け

photo by やっぱりのらがすき

 

葉が黄色く変色している部分が肥料焼けの状態です。
元気になってもらおうと与えても、逆に状態が悪くなってしまう恐れがあるので注意してください。
また、複数の肥料を合わせて使うのも危険です。
肥料には化学物質を使っているものもありますので、化学反応を起こして有害なガスが発生する恐れなどもありますので、用途とタイミングを十分考慮し、1種類ずつ使ってください。

与えすぎに注意

混ぜて使うと危険

この2点は十分気を付けましょう。

 

評判の良い・人気の肥料

 

数ある肥料の中から、たくさんのユーザーに支持されている肥料を紹介します。
私も基本的にはこの肥料を使っていますし、実際に満足しているので自信を持っておすすめできます。
迷ったらぜひ使ってみてください!

 

マグアンプ

 

レトロなパッケージがなんとも言えないマグアンプは、長い間たくさんの愛好家を支えてきた緩効性肥料。
植え替えのときなどに用土に混ぜ込むことで効果を発揮してくれます。
また、根に直接触れてもノーダメージという特徴があり、大変使いやすい一品。
どんな植物にも有効なので、私が多く所有する多肉植物にも使っています。
最近人気のコーデックスをやっている愛好家もこれは使っているという人も多く、何を使うか迷ったらとりあえずこれをいっときましょう。

 

ハイポネックス

 

液体肥料はこれ!
このハイポネックスはたくさんの種類が出ていますが、中でも私がおすすめしたいのがこのハイポネックスの原液タイプ
水で希釈して使うのが面倒なだけで、コスパや汎用性はグンバツです。
こちらもたくさんの愛好家に支持されており、液体肥料で迷ったらハイポネックスを。

 

番外編:活力剤・発根促進剤

 

肥料とは違いますが、育成に役立つアイテムを。
用途に合わせて使い分けましょう。

 

活力剤・メネデール

 

肥料がメインとしたら、活力剤は副菜
植え替えなどで定着が弱かったり、元気がない状態で使ってあげたいのがメネデール。
発根効果は促進剤があるのでそちらに軍配が上がりますが、何か調子悪そうだなーと思った時には非常に万能です。
デリケートな状態だと肥料は強すぎますし、このメネデールもヘビーユーザー多し。
一本持ってると安心するアイテム。

 

発根促進剤・ルートン

 

根の張りが悪い時、挿し木をするときなどに大変重宝するのがルートン。
特に近年は輸入株も増えてきましたが、輸入の際は根を全て切らないと国内に持ち込めないので、発根は非常に重要。
このルートンを表面にまぶしたり、水に溶かしてペースト状にして塗ってあげると抜群の根張りです。
ちなみに私は、植物の表面(リトープス)に傷のようなものができた時に、ツイッターで対処方法を募ったところ、

「ルートン塗っとけ」

という助言を複数もらい、実践したところどういうわけか傷の広がりが止まりました。
その出来事以降、何かあったら"ルートン"という方法でずっとなんとかしてきました。
正しいかどうかはわかりませんがそれくらい重宝してます。

 

まとめ:肥料は要点だけ押さえとこう

 

たくさんありすぎてどう使えばいいかわからない肥料。
ですが、多肉植物なんかは養分も少ない過酷な土地に自生するものも多く、肥料に対して過敏になったりこだわりすぎる必要もないかもしれません。
必要最低限の知識と、評判のいい肥料さえ持っていれば十分だと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

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