今回はハオルチアの交配について触れていきます。
私はハオルチアに関しては2株しか所有していません。ハオルチアは過去に記事も紹介していきましたが、多く所有しているわけではないんですよね。
その2つが無事に開花したため、今回挑戦することにしました。
「交配」はプランツラバーたちにとって、1つの楽しみでもあります。ハオルチアを所有されている方は盛んに行なっている印象。
私はまだ無知な部分が多く勉強中ですが交配のチャレンジの様子を写真に納めておりますのでぜひご覧ください。
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目次
ハオルチア(ハオルシア)の開花・2株あれば交配可能
ハオルチアの開花は春
ハオルチアは春になると花芽を出し、開花します。
にょろにょろと上に向かって伸びるのですが、個人的な感覚では全く可愛くありません(笑)
これは自宅で開花したオブツーサですが、私は開花した姿よりも普段の方が好きです。
なんか花芽が好きじゃない・・・ですが生命力は感じますね。
どこからこんなもの出てくるんだ・・・って感じですが、本当にすごいと思います。
ハオルチア(ハオルシア)では個体では受精しない・異なる個体が必要
ハオルチアは1つの個体では受粉しても受精しません。
自家不和合性植物というそうですが、受精させるには異なる個体が必要です。(兄弟株ならOK)
つまり
ハオルチアの交配条件
- 2種類のハオルチアが必要
- 同時期に開花すると受粉することができる
ということになりますね。
うちの2つのハオルチアは不明種が花芽をあげるのが早く、オブツーサがかなり遅れて花芽を出しました。
で、諦めかけていた交配に挑戦できそうだったので挑戦してみたのです。
ただ、この写真見てもらったらわかると思うのですが片方はすでに落ちかけてたんですよね。
ちなみに、受粉に適する花は、下から2番目くらいが適しているとのこと。
このあたりの情報はこちらの書籍で勉強しました。ハオルチアラバー必読の書です。
ハオルチア(ハオルシア)の交配|実践編
交配の方法は主に2種類
というわけで実践に入りたいのですが、その前に。
交配の方法は主に2種類あるそうで
花弁とおしべを取り除いて直接着ける方法
細い繊維(テグス・細い棒など)を一方の花弁に突っ込んで花粉を採取・もう一方に突っ込んで受粉
簡単にいうとこんな感じ。
で、一般的には後者での交配が多いようなのですが、今回私は前者でやって見ました。
理由は、片方がすでに終わりかけていたので直接着ける方が確実だろうと思ったからです。
具体的に見ていきましょう。
マクロレンズがなかったので写真が見にくいかもしれませんが、雰囲気で伝わればと思います。
花弁をピンセットで丁寧にとる
まずは花弁をピンセットで取り除きます。
これは、母体となる株も花粉を採取する側も両方とる必要がります。
そこまで小さい花弁ではないので手でもいけそうですが、根元からゴリっと取れちゃうと元も子もありません。
加えて受粉する側は雄しべも取り除く必要があるので、この方法で交配するにはやはりピンセットは必要かと。
写真ではちょっとわかりにくいですが実際に開いてみると、雄しべと雌しべがはっきりとわかるので丁寧にとってあげてください。
余談ですが、蜜がどろっと垂れてきます。なんとも言えない気持ちになりますね・・・
雌しべに雄しべを擦り付ける
もう見出しを書いていて嫌になる表現ですが、雄しべを雌しべに擦り付けます。
なお、ベストのタイミングやポイントは
ポイント
開花後2〜3日後
花粉を出す午後がいいらしい
班入りを作りたい場合ははん入りの花が咲いた株へ受粉(母性遺伝)
とのこと。
もう片方終わりかけているのではっきり言って失敗フラグが立ちまくりです。
そっと近づけて・・・雑にやって取れないように優しく、でも花粉がしっかりつくように繊細さの中に大胆さも交えながらしっかりと受粉させましょう。
作業が終わればあとは結実を待つのみです。
ハオルチアの交配チャレンジを終えて|結果は?
で、その後どうなったのか。
受粉が成功すると結実しますが果たして・・・
ワクワクしながら日々観察していました。
が、失敗ッ・・・!
これ完全に失敗してますね・・・
薄々は気付いていたんですよ。始めから片方終わりかけていましたし。
とはいえ失敗したのだから完全に言い訳ですね。来シーズンはしっかりと事前に準備をし、挑んでみようと思います。
それにしてもハオルチアは奥が深いですよねぇ。もっと勉強していこうと思います。