りんご箱DIY、流行ってますよね。
もともとある程度の骨組みがあるので、加工しやすく素人でも様々な方法で活用しやすいんですね。先日格安でりんご箱を入手することに成功したのですが、今回はその時に手に入れたりんご箱でヴィンテージ風・道具箱を作りました。
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表面を研磨する
りんご箱は当然りんご出荷用の箱であってインテリア用の箱ではありません。
表面は非常に毛羽立っていたりささくれています。そのまま家庭で使うと、ささくれが刺さるなど怪我の原因になります。まずは表面を整えることから始めましょう。
表面の研磨にはサンダーという工具が便利。
工具の表面にサンドペーパーをセットし、電動で表面を削る事ができます。りんご箱みたいな大物は手作業で進めると時間効率は悪いですし、途中で雑になってしまいがちです。
表面の研磨は面倒な作業ですが、後々の仕上がりに響いてきますので余裕があればサンダーは持っておいて損はしません。
DIYの幅は広がると思います。
蓋を準備・取り付け
今回は道具箱を作るため蓋を準備しました。蓋はホームセンターで集成材を購入。
できれば杉板などが良かったのですが、訪れたホームセンターには在庫なしでした。残念。
りんご箱は幅64、奥30センチの寸法だったため、30×90の板をカットして作りました。
蝶番で固定
いつもは塗装をしてから組み立てる事が多いのですが、今回はわかりやすいように取り付け後に塗装してます。
この蓋を蝶番で固定しますがヴィンテージ風のやれ感と無骨さを出したかったので、くすんだ質感の簡素なものをチョイス。これもホームセンターで購入しましたが、ネットで古いものを取り寄せてもいいと思います。意外と古家具の素材は古着屋とかにもあったりしますが。
今回は室内で作業しましたが下にひいてる養生マットがかなりオススメ。
これもホームセンターで以前手配しました。なんでも売ってますね。
取っ手をつける
これも利便性のためにあると便利です。とって1つでも大量に選べますのでこだわって作ると見た目が一気に変わります。これも古い取っ手が売っている事が多いので探してみると面白いです。
「お父さんの日曜大工」から、現代では女性でも気軽に取り組める「DIY」として敷居が下がった事で、至る所で素材を見つける事ができるようになりましたね。
部品1つから「どのように使おう」というアイデアが広がります。
オイルステインで塗装
今回もオイルステインで塗装しました。
最近はほとんどの塗装をオイルステインで行なっており、木材の質感を最大限に引き出せるのが魅力です。
いつもと塗り方を変えて、あまり乾かぬうちに何度も何度も重ねていきます。
あくまでも丁寧に仕上げるのではなく雑に無骨に仕上がるようにやっていきました。
見ていただくとわかると思いますが、りんご箱自体も完璧に組み合わさっているというより、ズレが出ています。大量に運搬用の箱として作っているため完璧に寸法を合わせてあるわけではないんだと思います。この雑さが味のある表情を出してくれるんですね。
余談ですが私の本業は服屋なのですが、古着やアメ物が好きです。
DIY大国アメリカもきっとこんな感じ何でしょう。あくまでもおしゃれのためではなく、生活のための最低限の利便性や汎用性がDIYの根底にあると思いますし、そこが自分で作る一点ものの魅力なんだと思います。
見えない内部まで怠らない
当然箱の内側も塗装を怠りません。塗装をすることは見た目ももちろんですが、防腐作用があるので面倒でも塗料を大量に消費してもしっかり塗り込んでいきます。
ちなみにオイルステインは匂いがキツイため換気は必須です。
風通しが悪くこもってしまうと気分悪くなってしまうので注意してください。
キャスターをつける
使いやすさにはこだわりたいところ。ものを入れると相当な重さになるため、動かしやすいようにキャスターを取り付けます。
一方向にしか動かないものは使いにくいです。ちょっとの金額の差でグレードが上がるのでキャスターは回転型のものをつけることをオススメします。
底面の角ギリギリにつけるより、ちょっと内側につけてあげるといいですね。
これだけでだいぶ利便性は上がると思います。
完成!
キャスターが付き、塗料も乾燥してウエスで拭き上げれば完成です。
トップに使ってる画像は見栄えを良くするためにフィルターで加工してるので実際はこんな感じ。
古臭いヤレた雰囲気がなかなかGOODな仕上がりになりました。
ものは大きいですが時間は2時間ほどでできましたし、作業自体は難しいものではありませんでした。押入れにどんどん増えていく私の工具や園芸用品をしまうのに重宝しそうです。
増えすぎる道具を妻に「邪魔、何とかして」と怒られていたのでこれでちょっとは片付きます(笑)
最後に|DIYは面白い
やっぱりDIYは楽しいですね。欲しいけどないものは自分で作る。
既製品だとここが・・・もうちょっとこうなっていれば・・・とか、完璧なものってなかなか手に入りません。
ですが自分で作ったものだと多少失敗しても愛着が出ますし、何より大事にすると思うんです。
DIYって安く済むからっていうことを良く言われますが、そうとは限りません。決して間違いではないですが、こだわり出せばキリがないですしいくらでもお金をかける事ができます。時間もかかります。
ですがその分、既製品よりもクオリティが高いものも作る事ができます。
自分の腕とアイデア次第でどんなものでも作ることは可能です。ぜひあなたも身近なものからトライしてみてください。ほんのちょっと世界が変わるかもしれません。