サボテンをはじめとする多肉植物。一定の周期で植え替えをすると思いますが、用土ってどうしてますか?古くなった土、もったいないから使えないかなーって思いますよね。
結論から言うと土の再利用はNGです。今回はなぜサボテンの植え替えに、土の再利用が適していないのかを勉強していきましょう!
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植え替えの土を再利用できない理由
サボテンは雑菌に弱い
サボテンは見た目によらず、繊細な面を持ち合わせています。雑菌が入り込むと、体調を壊して生育に支障をきたします。古い土は雑菌が潜んでいる可能性が出てくるので、植え替えによるダメージやストレスも相まって、影響を受けやすくなります。大きくすくすく成長してもらうために植え替えを行うのに、悪影響を与えるんじゃ本末転倒。
実生する際も必ず新しい土を使ってください。
中には煮沸して殺菌処理をする方もいらっしゃいますが、経験上そこまではしなくていいはず。よっぽどデリケートな品種であれば念には念をでやってもいいと思いますが。
養分がなくなるから
単純に養分もなくなっていきます。
土の中にはあらかじめ肥料分が配合されています。微量でもそういった要素があることで栄養を提供してくれますが、使い古された用土にはそういった成分が失われていきます。そのため、せっかく植え替えたのにあまり元気に育たない・・・なんてことになります。しかも高確率で。
サボテン以外の堅牢な多肉植物には使用できたりするのですが・・・それでもやっぱりおすすめはできません。よほど「鉢を倒して緊急に植え替えなければならないけど土が買いに行けない!」みたいなイレギュラーが発生しない限りは、新しいものを使いましょう。
植え替えにプラスしたいもの
ついでに植え替えにプラスしたいものを紹介しておきます。
肥料
サボテン(多肉植物)は肥料がなくても育つには育ちますが、けっこう肥料が好きな植物です。自生地では過酷な環境で生活しているので要らないと思われがちですが、あるのとないのじゃかなり差が出るんですよ。
肥料についてはこちらの記事で紹介しています↓↓↓
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私が個人的にオススメするのはマグアンプ。緩効性肥料でかなーりオススメです。直接、根に当たってもダメージがないので植え替えの時にひとつまみ与えるだけでその後の生育に差が出ますよ!
殺虫剤
サボテンは雑菌に弱いと説明しましたが、植え替えの際に殺虫剤を混入しておくと安心感が増します。浸透移行性の殺虫剤なら、土の中の害虫を退治してくれます。
徐々に溶け出して植物に吸い上げられることで付着する害虫も駆除してくれるので、これだけで大事な植物を守ってくれますね。どんな害虫に効果があるかというと
カイガラムシ
ワタムシ
ネジラミ
アカダニetc
こういった天敵から守ってくれるので、極力植え替える際に混ぜてあげましょう。
オルトランDX粒剤は使いやすくおすすめです。
まとめ:もったいないけど新しい土で!
なんとなく勿体無い古い土。ですが、植え替えの際は古くなった土は捨てて新しいものを使うように心がけましょう。せっかく植え替えをするんだから、やっぱり植物にとって一番いい環境を整えてあげたいですよね!
新しい用土×肥料×殺虫剤
でサボテンを元気にしてあげましょう!