今回はビカクシダの板付やコルク付に適した固定のための紐について考えます。
私は数種類のビカクシダを育成しており、もともと鉢植えだったものを着生させてきました。こちらでその様子も記事にしています。
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他にもいくつかチャレンジしてきたのですが、最近はその大半を"麻紐"で固定していたんですよ。
固定するための紐はよく使われるものが数種類あります。中でも代表的なものは
固定する紐
- 麻紐
- ビニール紐
- テグス
これらがよく使われていますね。
そんな着生のための紐は一体何がベストなのか・・・今回スポットを当てていきます。
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目次
板付・コルク・着生素材の種類は?
着生の土台となる素材
ビカクシダ(コウモリラン)はそもそも他の植物に着生して生きる植物。
育てる場合により自生地の姿に近づけるには板付にしたりコルクや流木につけたりします。苔玉のようにして吊るすこともできますね。
主な着生素材としては
などがよく用いられます。
とはいえアイデア次第で様々な素材に着けて育てることができるので、自分だけの楽しみ方を探すのも面白いと思います。
固定するための素材・紐
着生させる場合、根が活着するまでは不安定ですので紐などでしっかりと固定するのですが、その紐の種類も実に様々。
冒頭でお伝えした通り、私は麻紐を多用することが多いです。
- 麻紐
- ビニール紐
- テグス
などがよく使われますが、中には細いワイヤーなどを使う方もおられるようですね。個人的には錆が出てビカクシダを痛めないか心配なので使いませんが・・・
インスタなどでいろんな栽培家が独自のアイデアとセンスで多用な仕立てをしているので探してみると楽しいですよ!
固定の紐の違いによる特徴
やっと本題に入ります。
結局のところ、固定する紐は何がベストなのか・・・先ほど挙げた3種類の紐を比較し、それぞれのメリットデメリットを踏まえながら独自の見解をお届けします。
麻紐
麻紐は自分自身、多用してみて非常に使いやすい紐だなと思います。
テグスほど滑らずに縛りやすく、ビニールテープのように見た目が目立たないのもポイント。
ただし、劣化はしやすいので活着する前に切れてしまわないように気をつけたほうがいいでしょう。固定箇所を増やせば安定感は増しますが、逆に目立ちやすくなります。
麻紐の特徴
- 合繊ではないので馴染みやすい
- 滑りにくく固定しやすい
- ビニールテー日ほどじゃないがやや目立つ
- 経年による劣化に注意
ビニール紐
ビニール紐は幅があるため固定しやすく安定感は抜群です。
大量に使用する場合のコスパもいいので、多く育成する方はよく使っている印象。また素材も滑らかでビカクシダ本体に傷をつけにくく優しい素材と言えます。
ただし、成長しきって固定の紐を隠してくれるまではとてつもなく目立つので不恰好であることは確か。見た目にこだわる方には向かない素材とも言えます。
ビニール紐の特徴
- 幅が広く固定しやすい
- 滑らかで傷をつけにくい
- コスパも良く使い勝手は抜群
- ただし、見た目はよくない
テグス
滑りやすく固定はしにくいですが、見た目が一番美しく仕上がるのはテグス。
上手に巻けば目立ちにくいため、仕上がりの見た目にこだわりたい方はテグスがおすすめ。
私自身、最近はテグスでの固定に移行しており見た目に関しては大満足。角度によってはちょっと光りますし目につきますが、他の素材に比べると段違い。
細くて丈夫な紐なので、成長点を邪魔しないのもポイント。
ただし慣れるまで相当縛りにくいです・・・
注意点としては細くて丈夫すぎるため、縛る時に力を入れすぎると葉を傷つけてしまいます。私は何度か失敗してしまいました。反省。
テグスの特徴
- 見た目が目立たず綺麗
- 成長点を邪魔しない
- 滑りやすく固定しにくい
- 傷つけないように注意して巻くこと!
おすすめ|テグスなら目立ちにくいし成長点も邪魔しない
色々使ってみて感じたおすすめの素材はテグスです。
縛るのに慣れないうちは難しいですが、仕上がりの美しさはきっと満足いくはず。様々な園芸店や専門店でテグスを使っているところは多いですし。
テグスを使ってみた経緯としては、私が育てていたグランデが成長してきたのですがもともと固定していた麻紐が貯水葉の展開を邪魔していたため仕立て直したのがきっかけです。ついでに水苔も追苔してボリュームを出しています。
ちなみに肥料は水苔に忍ばせてもいいですが、こんなケースもあるので私は使ってます。
ビカクシダに使用している肥料はエードボール。効果的です。
まとめ|用途に合わせて使い分けよう
それぞれの素材にメリットデメリットはありますので、結局のところこれが一番!というのはありません。
自分で色々試してみて、使い分けてみるとわかりやすいのかな〜と思います。
私は見た目にこだわりたいので今後はテグスを多用してどんどんうまい仕立て方を見つけていきたいです。