自生地では他の植物などに着生するビカクシダ (コウモリラン)。
今まで興味はあったけど、どのように管理すればいいかわからずなかなか手を出せませんでした。今回は初心者ながら初の板付に挑戦。
恐る恐る挑戦した記録を残しておきます。
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目次
ビカクシダの板付けに挑戦
ビカクシダとは、コウモリランとも呼ばれるシダ植物。特徴についてはこちらの記事をご覧ください。
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自生地では他の植物に着生するという特徴から、この植物は板付にして壁掛けにして育てることもできるます。
ポットで育てるのでなく壁掛けにすることで、ビカクシダの持つ本来の姿を楽しむことはもちろん、素敵なインテリアとしても楽しむことができるんです。
今回、私は初挑戦になるのですがその工程を一緒にみていきましょう。
ビカクシダの板付に必要なもの
今回準備したものはこちら。
ビカクシダ
着生用の板
水苔
麻紐
パームマット
大まかに揃えたものはこんな感じです。
あとは釘やネジなども多少使いましたが用途に応じて、といったところですので割愛します。
今回着生用の板は、もともとファッションブランドのPOPだったものを加工して使いました。
通常はヘゴ板(ヘゴという植物が原料)や杉板、コルクなどを使うのが一般的になっていますがそこはご自身の好みに合わせていいと思います。
ただヘゴ板に関しては根の張りがいいということなので、迷ったらヘゴ板にするといいです。
見た目も雰囲気ありますしね。
ヘゴ板やコルクについての記事はこちらをご参照ください↓↓↓
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着生のための水苔をもどす
始める前にあらかじめ水苔を水でもどしておきます。
ボウルなどを使うといいです。結構増えます。
高級水苔とパッケージには書いてありましたが、400円前後が相場みたいです。イメージ的には国産ですがチリ産でした。他の水苔も色々探してみましたがチリ産がほとんどでした。
産地による良し悪しはわかりませんが、水苔自体にランク付けされています。
ランクによって不純物の有無や苔の質が変わるので、注意して確認して下さい。
着生板の下準備
ここからが本番です。
着生用の板ですが今回はフラットな板なのであらかじめ穴を空けておきました。これは固定用の麻紐を通すためでぐるっと巻きつける場合はそのような準備はいりません。
まずは板とビカクの間に下地作り。
園芸用のパームマットをカットして板に打ち込みます。ガンタッカーなんていう素晴らしいアイテムをお持ちの方はそれで打ち込んでもいいですし、私は小さな釘でやってます。
これがあることで接着面の水苔の落ちを回避できたり、固定もしやすくなり根の育成にも多少効果があります。見えない部分ですが、しっかりやることであとあと仕上がりにも影響してくるようです。
ビカクシダを固定する
ここからいよいよ着生に入ります。
今回のビカクはポットで購入していたものでまずは土を落とします。この際に、無理をするとダメージを与えてしまいますのであまり神経質にならないように、根を優しく守りながら落としてください。
ビカクの中心部は非常に重要とのこと。
貯水葉が多いものは内に巻き込むように、そうでない種類は根を覆うように水苔で包みます。
パームマットの上に形を作ります。一度置いてみました。ここから板に開けた穴と用意した麻紐で固定していきます。
私は麻紐を使いましたが、固定しやすいビニール紐を使ったり、目立ちにくいテグスを使ったりと固定する紐は種類は問いません。
後に貯水葉が広がるとうまく隠してくれますので好みに合わせて選んでみてください。
ぐるっと裏に回して固定していきました。ここから両手作業が多く細かい写真が取れていませんが固定できれば問題ないです。
ここで一箇所ミスを発見。ビカクシダの固定の向きを間違え吊り下げように突っ込んだネジと逆向きに固定してました。
ですのでここも固定用に使うことにし、反対側にも同じものを付けました。
最終的にどんな向きで育てるかによって固定の位置が変わると思うのでその点は最初にあらかじめご注意ください。固定が完了したらいよいよ完成です。
完成|ビカクシダの板付
こんな感じになりました。
初めて挑戦したにしては自分でも満足のいく仕上がりに。
追記:成長点の向きを間違えていました。ですので結局反対向きに戻してます。
水やりはどうする?
水やりに関しては、ご自身の所有するビカクの種類にもよりますが乾いたらたっぷりとが基本です。方法としては
板ごと水に浸す
シャワーなどで全体に水やり
など、いくつか方法があります。
育成環境で乾燥具合も変わってくるので今後様子を見ながら合わせていこうと思います。
おすすめの品種
補足です。
初めてのビカクシダの育成、板付けに挑戦するなら丈夫で手に入れやすい"ビフルカツム"がおすすめです。価格も手頃なのでぜひ挑戦してくださいね!
最後に|初の挑戦を終えた感想
今回初のビカクシダ板付に挑戦しましたが、大好きなDIY要素もありつつ楽しんで取り組みました。
ビカクシダ本来の魅力を引き出すことができました。
ビカクシダの板付けは楽しい!
インテリアとしても楽しめる
着生素材で自由自在
DIY好きな人はぜひ挑戦して見てくださいね。