もともと非常に愛好家が多いブロメリアですが、最近徐々に人気が広がりつつあるようです。エキゾチックプランツのイベントなどでも非常に人気が高く、無骨で力強いコーデックスとは違った魅力で多くの人を引きつけています。
そんなブロメリア。実は種類も多くいろんな植物を総称しているんですね。今回はそんなブロメリアにスポットを当てていきます。
[st_toc]
ブロメリアとは?
科名:パイナップル科=ブロメリア科
パイナップル科とブロメリア科は同一種を総称しておりそれぞれの別名と言えます。日本ではアナナスという名前でも流通しており、様々な呼び名がありますね。大きな括りの中でさらに細分化していくと、非常に多くの種類があることがわかります。ブロメリアには一体どんな種類があるのか、それぞれ見ていきます。
人気上昇中。タンクブロメリア。
ブロメリアの中でもタンクブロメリアと呼ばれる種類は近年人気が高いようで、愛好家が増えているようです。タンクブロメリアはその名の通り貯水することができます。筒状になった葉と葉の間に水を貯めることができるようになっており、一般的な植物よりも葉から吸収する能力に長けています。根や塊根部に貯水する植物とは違って、実際に水溜りのように水を溜めている姿はタンクブロメリアならではですね。
以下はタンクブロメリアの仲間になります。
ホヘンベルギア属・ネオレゲリア属・フリーシア属・ビルベルギア属など
地を這うグランドブロメリア
人気が高くその特徴的なフォルムが心を掴んで離さないディッキアもブロメリアの仲間です。タンクブロメリアとは違い、しっかりと根を張り育つタイプです。他にもクリプタンサスやヘクティアなどの仲間がおり、その多くがシャープな葉を出す印象ですね。ちなみにディッキアは葉が硬くて非常に痛いです。
ディッキア属・ヘクティア属・クリプタンサス属・オルソフィツム属など
実はエアプランツもブロメリアです。
エアプランツとして人気を博しているチランジア(ティランジア)。実はこの植物もブロメリアの仲間になるんです。タンクブロメリア、グラウンドブロメリアと比べるとまた違う性質を持っていますが、よく見比べるとなんだか形が似ているものも多いですよね。
こうやってみると100円ショップでも販売されているエアプランツが実はブロメリアの窓口としては一番大きい気がします。
エアプランツは他の植物に着生したり土がない環境でも生きていけるためインテリアとして取り入れる方が多いのでしょう。
奥が深いブロメリア。
いかがでしたか?
ブロメリアは実はこんなに種類がありその特徴も様々です。きっとタイプごとに自分のライフスタイルにあったブロメリアと出会えると思います。
そしてブロメリアが好きでたまらない人のために。
日本ブロメリア協会もあります。広く奥が深いブロメリアの世界にぜひあなたも踏み込んで見てくださいね。